The Sugawara lab.
DEPARTMENT OF APPLIED BIOLOGICAL SCIENCE
FACULTY OF SCIENCE AND TECHNOLOGY
TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE
  東京理科大学理工学部応用生物科学科
  東京理科大学大学院理工学研究科応用生物科学専攻  菅原研究室

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―「ノーベル賞学者だろうが、大学院生だろうが過去は関係ない。斬新なアイデアは、容赦の無い議論から生まれるんだ。大学を知的な戦場にしなければならない」
2000 年ノーベル経済学賞ジュームズ・ヘックマン(シカゴ大学)―朝日新聞より

菅原研究室 ―― Sugawara laboratory

 私たちは、化学と生物の融合である Chemical Biology あるいは Chemical Genetics という概念で研究しています。私たちの研究目標は、生物活性をもつ化合物を起点として、生命現象を解明するものです。また同時に、得られた有用物質を医薬品として開発することを目指しています。

 自然界に存在する微生物の代謝産物には、美しい構造をもち、有用な生物活性をもつ化学物質が多数存在します。これらを単離・構造決定し、天然物ライブラリーとして蓄積します。得られた天然物ライブラリーに対して、いろいろな生理活性を測定して有用な利用法を探しています (Natural Product Chemistry)。このようにして得られた生理活性物質は生命現象を解明するための道具となる可能性があり、かつ薬剤としての応用も期待されます。

 有用な物質が得られたら、その化合物を有機化学的に合成し、結合タンパク質を決定するための分子プローブを作ります (Organic Synthesis)。得られた分子プローブを用いて、ファージディスプレイ法という手法により化合物の結合タンパク質を探索します (Target Identification)。私たちは、長年ファージディスプレイ法による結合タンパク質探索を行っており、独自性の高い手法を開発してきました。結合タンパク質が得られたら、生化学的・細胞生物学的手法により、さらに解析を進めることで化合物の作用機構解明を行います。このような研究は、生物学において新たな発見をもたらす可能性があるだけでなく、薬剤開発に結び付く可能性があります。

詳しい研究内容については Research のページをご覧ください。  

 News!
 2014.8 |NEW 竹本君の新規物質が、Journal of Natural Products誌に論文掲載決定
 2014.8 |NEW 神戸学院大との共同研究がJournal of Agricultural and Food Chemistry誌に掲載
 2014.5 |明畠君と竹本君の新規物質が、Journal of Natural Products誌に論文掲載
 2014.3 |志村さん(新 phD)が国立感染症研究所の PD へ
 2014.3 |志村さんが日本農芸化学会 2014年度大会一般講演トピックス賞受賞
 2014.3 |志村さんが平成 25 年度東京理科大学学生表彰受賞
 2014.1 |鈴木景恵さんが発見した新規DNAポリメラーゼ阻害物質が、Bioorganic & Medicinal Chemistry誌に論文掲載
 2013.12|志村さんが抗C型肝炎ウイルス物質MA026の全合成を達成し、Journal of the American Chemical Society誌に論文掲載
 2013.10|国立感染症研究所との共同研究がBiochemical and Biophysical Research Communications誌に掲載
 2013.09|京都府立大、神戸学院大との共同研究がJournal of Natural Products誌に掲載
 2013.05|MTX の論文が PLOS ONE に掲載されました
 2013.04|草柳さん (新 phD) がオハイオ州立大に留学
 2013.04|九十田さん(新 phD)が理化学研究所の PD へ
 2013.01|九十田さんがリダイフェンの結合タンパク質を決定し、
      Bioorganic & Medicinal Chemistry 誌に論文掲載
 2012.11|草柳さんが抗がん剤であるドキソルビシンの結合タンパク質を決定し、
      Bioorganic & Medicinal Chemistry 誌に論文掲載
 2012.08|前助教の竹内先生が全合成を達成し、Organic Letter 誌に論文掲載
 2012.03|草柳さんが平成 23 年度東京理科大学学生表彰受賞

Mail to: sugawara@rs.noda.tus.ac.jp