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    新材料を用いた光触媒・水素生成に関する研究

    光触媒とは光エネルギーを化学エネルギーに変換することができる素子です。例えば、光触媒に太陽光が当たることで、大気浄化や浄水、曇り止めや水分解等が可能になります。その中でも私たちは、水素を生成することができる水分解に着目しています。



    水素は広い範囲の分野に使用されていて、燃焼したり電気を取り出したりする際に二酸化炭素を排出しない、環境に優しいエネルギー源です。現状主流の化石燃 料から得られた電力を用いて行う方法では、水素を作るとともに二酸化炭素も排出されてしまい、環境に優しい資源を作るのに環境負荷に繋がる物質も同時に排 出してしまいます。一方、光電極による水分解は、二酸化炭素を排出せずに水素を生成することができます。光電極に太陽光が当たると電子が励起されてキャリ アが発生します。この電子と正孔がそれぞれ酸化還元に寄与されて水分解が行われます。




    私たちが光電極として扱っているものは、薄膜太陽電池材料としても用いられる2種類の半導体です。、CIGSは光吸収係数が大きく、折り曲げて使うことが できるという特徴があります。CTSは同じく光吸収係数が大きく、安価で安全な材料で構成されているという特徴があります。




    実際の水分解の様子を示します。ここではCIGS光電極を用いています。写真を見てもらうとわかるように、気泡が見られると思うのですが、これが実際に反応している様子です。

    (文責:岡田)
    Last update :2022/06/19
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