土木学会・土木計画学研究委員会・第33回土木計画学研究発表会(春大会・東北大学)
企画セッション「PI・市民参加」の実施概要とポスターセッションの総括
このページは
- 春大会・企画セッションでの議論を残しておきたい.
- ポスターセッションの経験を残しておきたい.
という目的で作成されました.
その意味で重要なのは,
参考資料3:「PI・市民参加」発表と討議の要旨と,「5.ポスターセッション実施上の留意点」です.
内容
1.「PI・市民参加」企画セッションの実施概要
2.セッションでの議論要旨
3.ポスターセッションの実施概要報告
4.ポスターセッションのアンケート結果
5.ポスターセッション実施上の留意点
1.「PI・市民参加」企画セッションの実施概要
- 開催日:2006/06/11(大会2日目)
- 特徴は,通常の講演形式の発表に先立って,ポスターセッション形式の発表を取り入れた点にある.
- 従って,発表者はポスターを準備し,ポスターセッションのコアタイムで来訪者への対応をした上で,通常の講演形式の発表を行うこととなる.
- また,通常の講演形式の発表でも,全員が発表した後にパネルディスカッション風の机を会場前方に配置して,発表者がそこに並んで着席し議論に臨んだ.
- このねらいは,ポスターセッションで研究個別の質疑は済ませておいて,通常のセッションでは個別の研究を俯瞰した論点についてより深い議論を行うところにある.
- ただし,このような方法は論文募集時にポスターセッションをやることを告知しておらず,論文が集まってからポスターセッションの試行を決めたため,通常のPowerPointを用いたプレゼンテーションも行う必要があると考えたからである.今後は事前に発表形式を決めた上で論文を募集することで,どちらかの方法に絞ることが必要と考える.
- あるいは,ポスターセッション形式での発表を前提としつつ論文募集を行い,いくつかの研究を講演方式で発表してそのセッションではより深い議論を行う,という方法も考えられる.
参考資料1:当日会場配布のプログラム
参考資料2:発表者向けの事前連絡文書
2.セッションでの議論要旨
セッションでは事前に提示した論点に沿って,通常より深い議論を行うことができた.議事要旨を参考資料3に示す.
参考資料3:「PI・市民参加」発表と討議の要旨
3.ポスターセッションの実施概要報告
- ポスターセッション会場には通常のセッション中の約60分間に50-60名ほどの来場者があった.その後もポスターは掲示したままだったため.実際に会場に足を運んだ人数はこれより多くなると考えられる.
- これは,開催校委員会の配慮によって,当日配布の全体プログラム(時間割と会場配置図)にPIポスターセッションの記載がされていたこと,また,休憩室を直近に配置したことなどの効果があったと思われる.
- なお,ポスター掲示に用いたパネルについては参考資料2の最終ページに記載がある.
当日の会場の様子を写真に示す.



参考資料4:ポスターセッション会場の配置図
4.ポスターセッションのアンケート結果
ポスターセッション会場の入口で簡単な筆記具(ゴルフ場などで用いられるプラスティック製の鉛筆)を付けたアンケート用紙を配った.その用紙と集計結果を資料に示す.
参考資料5:アンケート用紙
参考資料6:集計結果
5.ポスターセッション実施上の留意点
反省点,今後の課題(次回のチェック項目)としては下記のような点が挙げられる.
- パネルの確保可能性と業者からレンタルする場合はその費用(今回は公共政策デザインコンペで業者からレンタルしたものを活用させて頂いた.)
- 展示スペースの確保可能性
- 机やいす,電源の確保可能性(資料配架台,PC設置用)
- 照明(クリップライトなど)の確保可能性(今回は無し)
- 論文募集前にポスターセッションでやる旨の告知が必要
- 発表者の鞄やポスターケースなど荷物置き場の確保
- ポスターセッションオンリーの場合のcd-romへの掲載の仕方
謝辞
この「PI・市民参加」企画セッションやポスターセッション試行をするにあたり,当セッションに論文を投稿して下さった皆様,ポスター展示にご賛同下さった国土交通省皆様,また,土木計画学研究小委員会皆様,及び,春大会幹事皆様,さらに,開催校委員会皆様,特に平野先生(東北大学),公共政策デザインコンペ実行委員会皆様,特に萩原先生(北海道大学),吉井先生(京都大学)にご協力頂きました.ありがとうございました.
作成: 矢嶋宏光・遠藤園子(財団法人計量計画研究所)・寺部慎太郎(東京理科大学)
最終更新:2006/07/13