研究目的
シクロアミロースは、デンプンなどを原料にして微生物や酵素などにより合成された高重合度環状α−1,4−グルカンであり、高い水溶性、還元力を持たない、包接能を有するなどの特徴がある。シクロアミロースは高い親水性を有しているので、その分子中の水酸基を介して疎水基を修飾すれば、生体安全性・環境適合性に優れた高分子界面活性剤を合成できると考えられる。当研究室では、シクロアミロース修飾界面活性剤を新規に合成し、その溶液物性について検討を行うことを目的とする。

将来の方向性
本研究ではシクロアミロース修飾界面活性剤が優れた界面活性能を有することを見いだしている。シクロアミロースは生体安全性に優れるため、医薬、化粧品、食品など様々な分野に、目的に応じたHLBを有する高分子界面活性剤を提供できるものと期待される。

キーワード

 シクロアミロース、生分解性、


関連装置

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