__________東京理科大学 地盤工学研究室について _________


道路、鉄道、港湾、飛行場、建物、上下水道、堤防・・・殆ど全ての社会の基盤としての施設(社会基盤施設、インフラストラクチャー)は、自然あるいは人口の地盤の中あるいは上に建設されています。従って、地盤工学なくしては土木工学や建築学、社会生活は成り立ちません。従って、卒業してから結構つきあうのが地盤工学です。
東京理科大の地盤工学研究室では、次の点を目指して研究しています。

1)自然環境・地球環境の維持・改善に貢献できる地盤工学の研究
今日の緊急な課題の一つは、消費エネルギーが出来るだけ少なくて、炭酸ガスの排出量が出来るだけ少ない建設技術の開発です。出来るだけ土を用いて橋台・高架構造物・基礎構造物などの社会基盤構造物を建設することは、その目的に合致します。例えば、ジオテキスタイルで補強することにより盛土は非常に安定化して、鉄筋コンクリート構造物の代替になり、また土工量を減らすことができます。その技術を用いて従来の橋梁形式を抜本的に変えた新しい合理的な橋梁形式も研究している。また、盛土にセメントを混合して強化したりEPSビーズを混合して軽量化する研究も行っています。

2)地震・豪雨・洪水から自然と社会をまもる研究
近年、地震、豪雨、洪水により自然斜面、道路・鉄道・宅地の盛土、河川・海岸堤防の多数が崩壊して、社会生活の大きな影響を与えています。2007年だけでも、能登半島地震と新潟県中越沖地震が起きました。地盤にかかわる自然災害を、土質力学的に正確に理解して、社会と自然を守るために、これらの自然災害に対して強い自然斜面土構造物を経済的に建設する方法を研究しています。


__________地盤工学研究室を目指す学生の皆様へ _________


地盤工学は社会に役に立つことは間違いありませんが、それだけは地盤工学の研究は面白くありません。土を材料として見ると、粒々(つぶつぶ)の集合体であることから、その変形強度特性は弾性力学を遙かに超えて複雑で魅力的で未知の現象に満ちています。粒状体の力学は、近代物理学での最先端のテーマとなっています。土と地盤の研究は、知的なおもしろさに満ちています。教員は何を知らないかを知っているのであり、地盤工学は学生自身が未知な創造的な発見をして教員と先輩に教えることができる数少ない分野です。学生の研究の成果は国内の学会で発表するだけでなく、大学院生になり、やる気があれば海外での研究発表の機会があります。また、海外との交流をする機会も多くあります。やる気がある学生を歓迎します。