2025年度 建築振動学 お知らせ
東京理科大学理工学部建築学科 永野正行
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質問,トラブル等はnagano-mアットマークrs.tus.ac.jp(永野)まで
・原則,対面授業となります。
・講義は木曜日4限で,教室はK703となります。
【2025年度建築振動学 開講】
・2025年4月17日(木)4限より、建築振動学の講義が始まります。
・講義資料,演習問題をプリントで配布します。
・前半は講義,後半は演習となります。必ずノートを作成してください。
・教科書を適宜利用しますので,手元に用意してください。
・1回目はガイダンスと7号館免震ピット見学を予定します。
日本は地震大国です。国内に建つ建築物のほとんどが耐震設計されており,地震の揺れに対し
崩壊して人命を奪うことのないように,また地震後も安全に利用できるように建てられています。
耐震設計における地震外力は1方向の「水平荷重」で与えられます。
しかしながら,実際の建物の揺れは左右前後に時々刻々変化しており,本来はこのような現象を詳細に
調べる必要があります。
超高層建物などの重要な構造物の耐震設計では,「時刻歴応答解析」の実施が必須であり,
振動学の知識が不可欠となります。
近年立て続けに発生した被害地震では,「長周期地震動」や「パルス性地震動」が問題となっています。
このような大地震に対する建物の応答メカニズムの理解は,建物の耐震設計をするうえで欠かせない内容となっています。
本講義では,一般的には難解な理論が多くとっつきにくいと考えられる「建築振動学」を,動画等を用い,
また演習で手を動かすことにより,分かりやすく解説していきます。