赤外自由電子レーザー研究センター

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赤外自由電子レーザー研究センター(略称:FEL-TUS)は、1998年4月、東京理科大学総合研究所(現・総合研究機構、野田キャンパス)に、わが国では初めての赤外自由電子レーザー利用研究施設として設置されました。

当研究センターの目的は、赤外自由電子レーザーから得られる強力なピコ秒赤外レーザーの新たな応用を開拓することであり、 物理、化学、物質科学、ライフサイエンスなどの学術分野から医療や工業といった産業分野も研究の対象としています。これと並行して、赤外自由電子レーザーの高性能化に関する研究開発にも取り組んでいます。

当研究センターの中核レーザー装置である中赤外自由電子レーザー装置(MIR-FEL.発振波長領域:5〜14μm)は、1998年に 本学と川崎重工業滑ヤで締結された研究協定に基づいて、同社で設計、製作されました。このMIR-FEL装置は、出力レーザー光を利用研究に供することに主眼を置いて開発されたもので、出力光の安定性、装置の小型化、取り扱いの容易さを設計コンセプトとしています。装置は1999年9月に研究センター内での据え付けを完了し、2000年6月にFELの初発振を確認、その後FELのパワー増大、 安定化、発振波長領域の拡大のために調整運転を重ね、2001年6月から光利用研究を正式にオープンしました。

当研究センターの発足初期の研究活動は、文部科学省学術創生研究プロジェクト「赤外自由電子レーザーの高性能化とそれを用いた光科学」(研究リーダー黒田晴雄教授、研究期間1999〜2003年度)を中心にして進められ、東京理科大学や他の学術機関に所属する研究者によって構成された研究チームによって活発な光利用研究が行われました。

2002年7月には、新たに遠赤外自由電子レーザー装置(FIR-FEL.目標発振波長領域:300〜1000 µm)が研究センター装置室に 据え付けを完了し、現在調整運転をおこなっています。このFEL装置は、RF加速器を用いた遠赤外領域のFEL装置としては世界初で、 テラヘルツ帯の強力レーザー光源として、新たな利用研究分野の開拓が期待されています。

当センターは2007年度より文部科学省「先端研究施設共用イノベーション創出事業」【産業戦略利用】に採択されており、 国内外の学術研究者だけでなく産業応用を志向する民間企業も広くユーザーとして受け入れています。FEL-TUSのパンフレットが問い合わせページからダウンロードできます。本センターでのFEL利用に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください。


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