氏名 : 寺田 弘 (てらだ ひろし)

専攻分野 : 薬効物理化学

研究分野 : 薬効発現の分子機構

センター長挨拶

2003(平成15)41日に東京理科大学総合研究所DDS(薬物送達システム)研究部門が総合研究所の8番目の部門として設立された本研究部門は、東京理科大学の薬学部教員を主体とする本学教員に加えて、客員研究員として大学、製薬企業及び医療機関の研究者・臨床医を迎え入れて活動を開始しました。
 この研究活動を一層活発にするために、文部科学省の私立大学学術研究高度化促進事業の「ハイテクリサーチ・センター整備事業」に応募した結果、平成16年度(2004年)の41日に平成16年度から平成20年度までの5年間の事業として採択されました。
 この事業は、「マクロファージをターゲットにした新規薬物送達システムの開発、特に慢性難治性感染症および肺がん治療を目的とした経肺吸収製剤の開発、並びに低侵襲性乳がん治療法の開発」を課題とするもので、総事業費は13億円であります。
 ハイテクリサーチ・センター整備事業(ハイテクリサーチ事業)が採択された結果、DDS研究センターが、東京理科大学総合研究所附属DDS研究部門研究センターとして設立されました。DDS研究部門の研究活動は、当面上記の課題に基礎をおいたDDS研究センターの活動に集約されることになります。

その後、2005年に東京理科大学総合研究所の機構改革に伴い、総合研究所は廃止され、それに代わって研究部門と研究センターよりなる総合研究機構が新たに設立されました。従来、研究センターは研究部門に付置された研究組織であったのが、総合研究機構では両者が併存する形をとっております。
 この改組に伴い、DDS研究部門は廃止され、DDS研究センターがDDSに関する研究を行う組織として一本化されて、ハイテクリサーチ事業に関する研究を行う様になりました。

ハイテクリサーチ事業に関して簡単にご説明致します。2004年度にはまず、DDS研究センターの研究拠点となる研究センター施設の建築が開始されました。この施設は、4階建て総面積2,400 m2として企画され、2004728()の地鎮祭により建築が開始。200539日に予定通り竣工式が挙行されました。DDS研究の拠点が形成されたことにより、今後研究が一層発展するものと期待しております。(研究施設の詳細は後日別項で報告致します。また、研究センターにおける研究組織、研究概要などに関しては、各項目をご参照下さい。)
 
 当研究センターにおける研究の基本概念は、“生体の仕組みに学ぶDDS”であります。このような基本概念に基づくDDS研究は極めてユニークなものであり、現在研究は極めて円滑に進行しております。一層の発展のためにご支援下さいます様お願い申し上げます。

研究内容 : 

薬効発現の分子機構をタンパク質と薬物の相互作用に際する両者のコンファメーション変化を指標に法則化する。また、「生体防御系を活用した薬物送達システム」を構築する。この研究は、マクロファージの貪食能を積極的に活用したものであり、結核など難治性感染症の治療法として有用である。
東京理科大学DDS研究センター
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