DDS研究センターのご案内

設立目的と研究課題

 東京理科大学総合研究機構DDS研究センターの母体は、当時の総合研究所における8番目の部門として2003年(平成15年)4月1日に設立されたDDS研究部門である。

 その後、2004年(平成16年)4月に文部科学省の私立大学学術研究高度化促進事業の「ハイテクリサーチ・センター整備事業」に5年間の事業として採択された結果、DDS研究センターが誕生した。

 採択された研究課題は、“マクロファージをターゲットにした新規薬物送達システムの開発、特に結核などの慢性難治性感染症および肺がん治療を目的とした経肺吸収製剤の開発、並びに手術を行うことなく治療できる低侵襲性乳がん治療法の開発”である。

 その他、上記課題に関連する事項(新規DDSの開発と性能、抗結核、抗がん関連事項の作用機構、マクロファージなどの細胞機能など)に関しても研究を進める。

 臨床現場で使用可能となるDDS開発を行うためには、生体の仕組みに学ぶDDS、特に、マクロファージなどの免疫系を活用するDDS、および標的部位にDDS製剤が到達する過程での生体防御系の影響を可能な限り回避するために、病巣部位近辺からの製剤の投与を基本概念とする。

 意義としては、根治療法が確立されていない結核などの慢性難治性感染症、および肺がんに有効なDDSを開発するために、これらの疾病に密接な関係を持つ肺胞マクロファージを標的にする。本来は薬物の効果を妨げるために回避すべき肺胞マクロファージを逆に標的とすることによって、有効なDDSを開発することに新規性がある。また、手術にのみ依存している非浸潤性乳がんの治療に対する低侵襲性乳がん治療法を開発する。

研究体制

 研究を推進させるために、4つの研究グループを設けるとともに、各研究テーマに関する研究会を組織し、これらの成果を研究統括グループで評価し、研究方略を構築するようにしている。

 研究グループと研究会とはいわば“たて糸”と“よこ糸”との関係にあり、両者の機能がうまくかみ合っていくことによって、研究が発展するものと考えている。

研究体制
【研究統括グループ】
各研究グループの責任者からなる研究統括グループ(リーダーは研究代表者)を設け、研究成果を総括し、研究進展に有効な方略の構築に努める。
【外部評価委員】
本研究の成果の外部評価のためにDDS研究のリーダー格である5名の研究者を外部評価委員として委嘱している。

センター棟概要

東京理科大学 総合研究機構 DDS研究センター外観
理窓会公園から臨む東京理科大学DDS研究センター
研究施設の名称
:東京理科大学 総合研究機構 DDS研究センター
面 積
:2,400m2
使用者数
:約50名

【1F】X線解析室【1F】X線解析室

【1F】電子顕微鏡室【1F】電子顕微鏡室

【2F】細胞機能研究室【2F】細胞機能研究室

【3F】製剤設計研究室【3F】製剤設計研究室

研究室研究室