『DDS』とは?

「DDS = 薬物送達システム」Drug Delivery System

 薬物の効果は体内に投与された薬物が、目的とする標的部位に到達することによって発現する。従来の薬物投与法では、体内に投与された薬物は目的とする標的部位にまで効率的に到達することができないばかりか、代謝・排泄を受けたり、ある部位にトラップされたりするので、有効濃度を維持することが困難である。

 このため、薬理活性を示すに必要な濃度を全身において維持するために、投与する薬物量は多くなり、副作用が生じてしまう。標的性のある製剤を調製し、標的部位において薬剤が有効濃度に達するように調整すると、このような欠点を克服することができる。  このように“必要なときに、必要な量の薬剤を、必要とする部位に到達させる”仕組みがDDSなのである。