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東京理科大学総合研究機構 界面科学研究センターのホームページです。

界面科学研究センターは、2012年3月に文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業での活動を終了し、その後、東京理科大学総合研究院 界面科学研究部門に引き継がれました。

= = = センター長挨拶 = = =

界面科学研究センター センター長(現 界面科学研究部門 部門長)
(東京理科大学工学部第一部工業化学科 教授)
河合 武司
kawai.jpg物体は表面を持ちます。互いに接する2つの物体の間にも境界面(界面)が存在します。界面科学は表面や界面を研究する学問です。
半径1cmの球状の粗大粒子を考えましょう。この粒子をバラバラにして半径1μmの微粒子の集団をつくります。いくつの微粒子ができるかは、微粒子集団全体の総体積がもとの粗大粒子の体積(4.2cm3)と変わらないということから簡単に計算でき、1012個できることがわかります。ところが、表面積の方は、粗大粒子のときは12cm2で3cm×4cmの手のひらサイズですが、バラバラになると総表面積が12m2すなわち3m×4mまで1万倍に増大します。このように、微粒子の集団は信じられないくらい大きな総表面積をもっています。これだけ総表面積が大きいと、微粒子(コロイド粒子やナノ粒子)の集団の性質や挙動は、その表面積の性質で決まってしまうことになります。 
界面科学の守備範囲は広く、界面活性剤、微粒子(コロイド粒子・ナノ粒子)の分散系、マイクロカプセル、ゲル、固体表面、粉体、生体界面、環境コロイドなど、あらゆる分野に関係しています。
界面科学研究センターの前身である界面科学研究部門は、1981年1月に発足しました。初代部門長である目黒謙次郎教授(理学部)の後、近藤 保教授(薬学部)、上野 實教授(理学部)、今野紀二郎教授(工学部)を経て、現在に至っております。そして、2008年度、界面科学研究部門は界面科学研究センターに移行しました。メンバーは本学全学部にわたり、国内的にも国際的にも、界面・コロイド科学における先導的役割を果たしてきています。
例えば、1986年に箱根で開催された我が国初の界面コロイド科学国際会議(目黒謙次郎・組織委委員長)および、1993年に本学神楽坂地区で開催された日本化学会の第46回コロイドおよび界面化学討論会(近藤保・組織委員長)では、いずれも、界面研が学会組織委員会の中心的役割を果たしました。メンバーの一人である河合武司教授は日本油化学会界面科学部会の部会長であります。センター長の大島広行教授は日本油化学会オレオナノサイエンス部会の部会長であり、界面コロイド科学分野の主要国際誌のうち、2誌、Colloids and Surfaces B: Biointerfaces (Elsevier)およびColloid and Polymer Science (Springer)のEditorをつとめ、同時に、ISOにおいて界面活性剤の規格を設定する技術委員会TC 91の議長をしております。

平成20年度文科省戦略的研究拠点形成支援事業に「ナノ・バイオ界面技術の創成とその応用」のテーマで申請したプロジェクトが採択されました。ここでは、界面研は5つのグループ、すなわち、バイオ界面、バイオマテリアル、ナノマテリアル、ナノスペース、界面理論・解析の各グループから成ります。本プロジェクトでは、時空間的な機能発現の場として界面を捉え、新しい界面理論に基づき、新規な物性・機能・理論の創出を目指します。具体的な対象は、バイオ材料、有機・無機ナノ材料です。そして、時空間制御可能なナノ・バイオ界面技術を創成することを目的とします。医療を支えるナノ・バイオデバイス、細胞操作・治療技術、安心社会・環境を支えるエネルギー貯蔵・変換技術のような分野における革新的ナノ・バイオマテリアルへ、本プロジェクトの界面技術を応用展開しようとしております。

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